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ようこそ、しかの惑星へ――。
お土産屋さんに、民家の庭に、立ち入り禁止の工事現場に……人間の暮らしに入り込む、しか・鹿・シカ!
人工物のなか悠然とたたずむその姿は、圧倒的な違和感と不思議な愛嬌がたっぷり。
奈良では神の使いとして丁重に扱われてきた歴史もある一方、
生息数が急増している近年では交通事故や森林・農作物への食害などの問題で
悪者になってしまいがちな一面も。
鹿と人間の関係はこれからどうあるべきか?考える時期なのかもしれません。
写真の中の鹿は、人間の決めた境界線など意に介さずいつも自由で、
チャーミングで豊かな表情をみせています。
奈良と宮島を舞台に、写っている鹿の数は207匹!
巻末には鹿の種類、鹿の寿命、鹿の歴史など、
鹿にちょっと詳しくなれるコラム「しかをしる」も収録。
リトルモア 2015年12月発行
ブックデザイン:小川あずさ(cozfish)
アートディレクション:祖父江慎
A5変型/72ページ/並製
定価:本体価格1,600円+税
全国書店およびAmazonで発売中
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